不動産売却を行う際には、まず複数の会社から査定をもらうこと【売却体験談】

築年数40年の一戸建て、1階に4部屋、2階に2部屋の6LDKです。

大阪府堺市の、JR阪和線津久野駅から徒歩10分ほどの立地で、周りにはコンビニやスーパーが揃っており、比較的便利な場所です。

細かなところで施設の老朽化が進んでいました。

以前は母親が住んでいましたが、亡くなったことで私に相続されました。

しかし自身で購入したマンションに住んでおり、兄弟など、他に住む人もいないことから売却を行いました。

保有しているだけで固定資産税や最低限のメンテナンスが必要ですので、整理しなければならないと思っていました。

言い値で下取りしてもらうのではなく、なるべく高く販売してもらうことを考えていました。

どうしても上物の古さがネックになりましたが、根気よくチャンスを狙えば販売の仲介は可能だろうということでした。

築年数が古いことから、結果として下取りとの差は大きくなかったですが、相談してよかったです。

立地の面では便利だったことが値段を少しでも上げる要因になるとのことでした。

不動産売却見積もりサイトに関しては、不動産査定のイエイとイエウールを利用させて頂きました。

見積もりに対する複数の意見が欲しかったからです。

どちらも住所や名前を入力するので不安はありましたが、数日の間に数社からの査定結果を頂きました。

売却する業者は最初から決めており、もし圧倒的に高い査定があれば話をしようというスタンスでした。査定額についてはどこも同じようなものでした。

対応のスピードが早いことや、自宅にいながら査定が受けられるのが良い点だと思います。

不動産業者に買い手を探して頂き、依頼から半年ほど経過したタイミングで買い手が付きました。

買い手の購入価格が980万円ほどでしたので、そこから手数料が引かれ、売却金額としては900万円ほどでした。

周囲の似た広さの物件と比べて遜色ない金額であり、概ね満足しています。

所有していると費用がかかることから、長い目で見ればもっと多くのお金が入ってくることになります。

購入した方は、しばらくはその家に住むものの、数年後を目途に建て替えを行う予定とのことです。住んでくれる人がいることも満足できる理由になっています。

不動産売却を行う際には、まず複数の会社から査定をもらうことです。

一社だけの場合、相場よりも低い値段が付けられていてもなかなか気付かないものです。

また、買い手を探す方法を選んだ場合は、気長に構えることです。私の場合は半年ほどで買い手が見つかりましたが、何年も見つからないケースも多く、その際は安値で業者が買い取ることが殆どです。

焦る気持ちはありますが、数年たっても不動産の価値が大きく下落するものではありませんので、すぐに決まらなくても焦って言い値での下取りを依頼しないことです。

せっかくの財産ですから、なるべく高く売却することを狙いましょう。